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ウィンドシンセサイザー

日本で最初にリリコンを仕事で使っていた私に連絡を取ってきた楽器メーカーの人が居ました
とても小さな会社の社長でしたが其の熱意にほだされて私もつい片棒を担ぐ羽目に
環七に面した研究所に招かれてリリコンの様な物を独自の技術で作りたいって言われて
私も一緒に考えて見ました、彼が言うにはYAMAHAの使っているブレスコントローラー(リリコンはリードに触れた金属棒で発音とかをコントロール)を使えば
後はキー配列とかで新しい考えで何かできないかと言われて考えました、
サックスのキーを押した時に出される音ではなく夫々のキーに+と-の値を与えて音程を創出する論理を構築したのです、この考え方で特許の申請をしました


SAXのキー配列を考察すると其処にヒントがあるのではって思いました
左手の開放キーから”G"迄の音程は6半音
右手の開放キーから”C"迄の音程は7半音
ですよね!

新しいウィンドシンセで必要なキー配列とその機能!



左手
左指の単独で押された時の値

人差し指 =-2

中指   =-1
薬指   =-2

他の指と同時に押された時の値


人差し指+中指=-4

人差し指+中指+薬指=-6

小指

上外キー +半音
上中キー -半音
下キー  -全音

オクターブキー

XX トグルキー(タンブラー式) 


右手
右指の単独で押された時の値

人差し指 =-2

中指   =-1
薬指   =-2

他の指と同時に押された時の値

人差し指+中指=-3
人差し指+中指+薬指=-5

小指

上キー +半音
下キー -全音

トリルキー

上キー +全音
下キー +半音

この楽器は後に完成しまして
北の丸公園で行われたその年の楽器フェアにて発表、私も実演者として日々其処へ
詰めさせられました、友人達が見つけて、何これ?とか訊かれて
パソコンに入れたカラオケと一緒に演奏をしてみせたりです、既にMIDI規格でしたのでシンセの技術者とかにも興味を持たれていました

このフィンガリングだと利点は
右小指でD#Keyを押して半音上げる
左小指でG#Keyを押して半音上げる
例えてどのポジションでもそれは可能になります
Cの指でD#KeyとG#Keyを押せばDに為ります
小指の押えを01210ってすれば
押さない 左 左右 左 押さない
C C# D Db Cって運指をしたことに

Gの音で右手の0FEF0FEFって運指で GFEFGFEF 普通の運指です
Aの音で
右手の0FEF0FEFって運指で AGF#GAGF#G 面白いでしょう
解ったかな!


書きかけですが、リクエストがありましたので、あっぷしてみました。

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Comments 3

himebow

No title

Waoo!!
なんと、ありがとうございます。
やはり、先生がリリコン先駆者でしたか・・・
この話の続きを完成したらお願いします。
もしかして、Sの字で始まるウインドシンセの開発物語でしょうか?
25年前、Y社のWX7とA社のEWIの出る前にリリコン以外で3種のウインドシンセがありましたが。
私は一番安いイシバシのmidiウインドコントローラーを使ってました。
続きを楽しみに待ちます。ゆっくりで結構です・・・

2012-01-09 (Mon) 11:50 | EDIT | REPLY |   
takeru

No title

himebowさん
Cも有ったのでは!
SはCのダミーだったのかな@@遠い目

2012-01-09 (Mon) 21:43 | EDIT | REPLY |   
himebow

No title

Cとはカシオの・・・
私も持ってました。
EWIもそうですが、左小指を利用して運指が替えられるので助かります。

2012-01-13 (Fri) 19:36 | EDIT | REPLY |   

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