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楽器破損です

先日富士市のディナーショウの帰り道の運搬で私の
スガナミ楽器町田店で管楽器修理の名人富田さんにお願いして取れてしまった部位の鑞付け補修です、みるみるうちに修理完了です、富田さんはセルマージャパンの要請で米国シカゴでのメンテナンス大会に昨年度に派遣された凄腕メカニッシャンです、この楽器YTS61Sは先日お話ししたヤマハ管楽器の浜松工場長さんのハンドメードな一品です、この手の楽器の話って限がありません、同じ時のこのYTS61Sはあのソニーローリンズさんも使っていた楽器です、普段使っているセルマーと音の反射率が変わるのを避けるためにセルマーの管体を使って部品をヤマハ製で仕上げて在って音そのものはセルマーの音色でメカニズムがヤマハの精密な設計思想で音程がとても正確な優れものなのです、本来管楽器は軍楽隊が行進用に使う時の為に極寒のヨーロッパとか北米で野外行進用に作られた管楽器と常に一定なスタジオ録音室内演奏用の楽器は全く違う性格な物なのです、今でもセルマー等ではシリアルナンバーの後ろに”M”と言う刻印が押されている楽器は野外演奏用管楽器で短い部分は息で温められて音程が高くなりがちなので低めにチューニングされていて、長い部分は息が届かないので常に冷たいので音程が高めに作られているのがサックスの通常な仕上げなのです、昔からの管楽器修理所に持って行って其処の職人さんに修理をしてもらうとミリタリー用なチューニングをされてしまいます、この様な楽器で演奏すると
を使いました、あのスターダストを吹いた時の楽器です。大阪とか名古屋のブルーノートでマイケル・ブレッカーが使っていたネックから下の部分は柳沢のテナーです、一度それを私も使って余りの鳴りの良さにこのコッパー製の楽器を買ってしまいました!米国のプロミュージッシャンにとても評価の高い楽器です、毎年マウイ島で練習用に一ヶ月吹いている楽器はこの柳沢のスチューデントモデルですが良いメカニズムです、特にフラジオ音域のフィンガリングが安定している!♪のです。


楽器の短い部分で発音する時は力いっぱい噛み付いて

楽器の長い部分で発音する時は口を緩めきって
サックスプレーヤーって今でも沢山居ます

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Comments 4

himebow

No title

いつも貴重なお話、ありがとうございます。
こんな話、知りませんでした。
来年もお願いいたします。

2011-12-29 (Thu) 12:48 | EDIT | REPLY |   
takeru

No title

himebowさん
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたしま~す^^

2012-01-04 (Wed) 15:27 | EDIT | REPLY |   
himebow

No title

今年も楽しいお話、読ませてください。
いずれ、リリコンなどウインドシンセのお話も・・・

2012-01-04 (Wed) 20:20 | EDIT | REPLY |   
takeru

No title

himebowさん
あの頃の話ですね
Windシンセって
新しいデジタルキーの値で設計する楽器でした
普通なSAXでは在り得ないキー、、

2012-01-06 (Fri) 02:37 | EDIT | REPLY |   

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